現在はリチウムイオンやニッケル水素電池が主流でニッカド電池はあまり使われていません。
それに単2型の電池を充電できる充電機器もなかなか見当たりません。
電池の横には230mAで15時間充電と書いてあるので、そのとおりにすれば充電できるはずです。
適当な材料がないか道具箱を探してみます。
ありました。LM358というオペアンプ(集積回路)と2SC3964というパワートランジスタがあります。
0.5オーム1Wの抵抗と可変抵抗もあるので、これがあれば定電流回路を組むことができます。
部品は4個ですから回路図は簡単です。
場所をとらないようなるべく小さく作ろうと思いプリント基板などは使わないこととします。
単に部品どうしをハンダ付けしただけですが、細かいので作業は大変です。
細かいので指先を火傷しないよう部品を固定する便利な道具があります。
ダミー抵抗(左下の丸い部品)を付けて電流を流してみます。
テスト成功、電源装置のメーターの針が丁度真ん中になり、250mAの電流が流れていることがわかります。
ダミー抵抗と青と黄色の線でつながれた小さい部品が充電回路です。
右上に見える細長い道具はハンダゴテです。
電池ホルダーにつなぐクリップを付けて完成です。
電池ホルダーにクリップをつないで使用します。
電源にはタイマーをつないで必要時間だけ充電するようにします。
電池ホルダーを取り替えればどんな形の電池でも充電できます。
単4から単1までの電池ホルダーです。
電流は自動的に設定値に調整されるので電池が1つでも2つでも同様に充電できます。
定電流回路ですからテスターと組み合わせてLEDの電流チェックにも使うことができます。
下の写真のLEDには25.5mAの電流が流れています。