カッパドキアはキノコ岩で有名ですが、この景色を上空から見る熱気球ツアーも人気があります。
この熱気球ツアーは2万円以上するのですが、それだけ支払っても乗ってみるだけの価値があると思います。
熱気球飛ツアーは風のない早朝に行われます。
運行には航空局の許可が必要で、ちょっとでも風があると許可が下りません。
ツアー参加者は朝5時くらいに気球運行会社のオフィスでコーヒーを飲みながら許可が出るのを待ちます。
許可が出たら車で離陸場所に移動し夜明けを待ちます。
離陸場所に行くと真っ暗な中でクルーが気球に風を送り膨らませています。
バーナーが点火すると闇の中で気球全体が赤く光ります。
最初、横倒しになっていた気球が垂直になったら、乗り込んで出発します。
1つの気球には区画が4つあり、それぞれの区画に乗客5人ずつ20人が乗ります。
夜明け直前に100近い数の気球が一斉に飛び上がる光景は見事です。
パイロットはバーナーとワイヤーを巧みに操作して気球を自由自在に操ります。
上昇していくとカッパドキアの岩山が見下ろせるようになります。
まだ薄暗いのでバーナーを点火すると気球全体が光ります。
後ろに見えているのがローズバレーでピンク色の山肌がきれいです。
グランドキャニオンのような地形です。
遠くに熱気球ツアーのベースになるギョレメの町が見えてきました。
だんだん太陽の光が強くなってきます。
ご来光です。
ギョレメの町の上空に来ました。
気球の群れがギョレメの上空を飛んでいきます。
谷の上を低空飛行で飛びます。
パイロットはバーナーを操作して上空に上がったり地上すれすれまで降りたりを繰り返します。
バーナーとワイヤーの操作だけでキノコ岩をすれすれにすり抜けていきます。
まさにプロの技です。
1時間くらい飛んだあと、離陸地とは別の場所で待機しているトレーラーの上に着陸します。
気球は小さく畳まれて回収されます。
気球から降りたらチェリージュースにシャンペンを混ぜたカクテルが配られみんなで乾杯しました。