熱川館
食事
熱川館
食事
土瓶蒸しは出汁がきいていて中の具も新鮮でおいしかったのですが、さすがに
松茸は香り付けに必要な最小限で、ハモの鮮度だけがいまいちでした。
煮物の味付けなどはさすがプロなのですが、板前さんもぎりぎりの予算でなんとか
やりくりしているのだろうと思います。
りっぱなお品書きですが実際の料理と一致していないものがありました。
子持ちアユはマグロの煮付けに変わっていましたし、酢の物にあるはず
のイクラはどこを探してもありませんでした。お品書きの最後をよく見ると
仕入れの都合で変わることがあるとちゃんとディスクレーマーが入って
いましたが、鮮魚の入荷がないのならともかく養殖アユやイクラなどは
水揚げとは関係ないのでいかがなものかと思います。ディスクレーマーを
入れるくらいならメニューを書き換えたほうが信頼感が増すと思います。
中居さんが蓋をした陶板焼鍋を持ってきて火をつけ、火が消えるまで蓋は
取らないでくださいと言いました。彼女が出ていった後ですぐに中を確認
しましたがちゃんとアワビが動いていました。アワビを見せないということは
活アワビでなく冷凍アワビではないかと思ったわけですが考えすぎでした。
普通は活アワビを使うなら動いているのを見せてから火をつけますよね。
ともあれアワビはやわらかく大変おいしかったです。
金目鯛の煮付けです。脂の乗った大型でさすがプロの味付けは上手です。
これを一匹姿煮で注文すると\8,000だそうで、さもありなんです。
最後にてんぷらとご飯となります。完食でしたが若い人には若干量が少ないかもしれません。
翌朝の朝食です。昔の団体旅行旅館はまとめて焼いて冷えたアジが多かったの
ですが最近はアジの干物などは卓上コンロで温めるのがはやっています。
右上にあるイカ刺しの明太子乗せも新鮮で朝酒がほしくなります。