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自作釣竿

黒竹と布袋竹

竹が生えてから数年たちそろそろ使える時期になったので切り出すことにしました。
左が釣竿によく使われるホテイチクで、さすがにまっすぐで釣竿に適しています。
それにくらべて右側のクロチクは左右に曲がりが大きいのですが、色が黒くておもしろいので、今回はクロチクで作ることにします。
クロチクとホテイチク

クロチクを切り出して枝を落としたところです。
デコボコに曲がっていてとても釣竿にはなりません。
熱を加えて曲がりを矯正します。
矯正前1

ロウソクを４本束ねてビンをカットしたものをかぶせます。
ビンの上部からは強力な熱風が出てきます。このビンの上部で竹の曲がった部分を熱して曲がりを直していきます。
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まっすぐな釣竿に使える竹になりました。
根性の曲がった人間もこのようにまっすぐに矯正できればいいんですが。
矯正後1

竹は地中の節の部分から根が出ています。
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竹を切ったところです。ここは削ってなめらかにします。
根の部分(仕上げ前)

ヤスリで削ってなめらかにします。
後は保護のために漆を塗ります。
根の部分（仕上げ後）

クロチク(黒竹)とホテイチク(布袋竹)の竿です。色の違いがはっきりわかります。
小さな竹の苗を植えてから５年目で釣竿ができました。
クロチク竿とホテイチク竿

二本継ぎの舟竿です。
深い所にいる魚を釣るために糸巻きがついています。
リールは付いていないので軽くて疲れません。