RENOVATION
RENOVATION







2022

キュビオスのトラブル

一見ガラス面にはキズなどないように見えますが…


近づいて見ると中央に三角形のキズが見えてきます。


もっと近づくと…


裏側から見たところです。


 本やオーディオ機器を収納する壁面収納はパナソニックのキュビオスという商品を使いました。 ガラス扉は1セット(左右2枚)5万で9セット使い、壁収納全部で200万くらいかかりました。
 高級家具だけあり、はじめのうちは見栄えもよかったのですが、1年ちょっとしてガラス扉が 曇っているので磨いていると裏側にゴミのようなものが付着しており、なかなか採れないので強く こするとなんとガラスの裏側がはがれてしまいました。

 ただのガラス扉だと思っていたのですが、なんとガラスの内側にはビニールのようなものが張って あったのです。それも一時的な保護のためではなくガラスと一体化してとれないものです。 ゴミのように見えたのはこのビニールに当初から異物が付着していたのです。 全部のガラス扉を調べてみるともう1箇所同じものがあったので、そちらはそのままに して、施工会社に連絡しました。保証期間は2年なので修理または交換してくれると思って いました。

 施工会社はメーカーに写真を送ったそうですが、もう部品がないので、直せないとの 返事だったといいます。保証期間内に修理部品がないとは信じられない対応です。 直接パナソニックの相談窓口に直接連絡してみました。やはり写真を送るようにいわれ 同様に部品がないという返事でした。パナソニックの商品ということで信用したのに 保証期間内に部品がないから直せないということは納得できません。 その後修理を担当するパナソニックテクノサービスという会社から連絡があり、キズの あるガラス扉を預かり工場で修理をすることが可能という返事でしたが、費用は1箇所 6万円程度かかるとのことでした。1セット(2枚)5万円で購入した扉の1箇所の修理の値段です。 パナソニックテクノサービスは修理専門会社で費用のことは権限がないそうです。

 同じ頃、工務店からも連絡があり、パナソニックの営業との交渉でガラス扉を工場に送り 修理する方向で話をしているとのことでした。パナソニックの営業と工務店がどう話し 合ったかわかりませんが、その後パナソニックテクノサービスから電話があり修理費用に ついて「お客様の負担はない」との話でした。これはパナソニックと工務店との力関係で どちらかが費用を被ることになったのだろうと思います。

 結局扉を修理に出してから工務店とパナソニックの交渉に何ヶ月もかかったので、ホコリが 入らないように仮設扉を造りました。靴箱の棚のプラスチック板とダンボールを組み合わせた ものです。


 工務店の話ではパナソニックはガラスのビニールは保証の対象外としているそうですが、 今回は修理に特別に応じることになったそうで、工務店も多少負担するそうです。 ただ保証規定にはガラスに貼ったビニールは対象外とは書いてありません。保証の対象外なら はっきりと書くべきで近隣の某国製ならまだしも日本の大手メーカーの対応としてはいかがなものか と思います。今回は工務店ががんばってくれたので補償されましたが、もし通販などで購入して いたらクレームは無視されていた可能性が高いと思います。もしパナソニックを使うなら、 パナソニックに対して交渉力のある工務店に依頼するほうがいいと思います。