ヘッドフォンアンプ  HEADPHONE-AMP ヘッドフォンアンプ  HEADPHONE-AMP

GRADO RA1 COPY

GRADOというニューヨークのブルックリンにあるオーディオメーカーの RA1というヘッドフォンアンプがあります。
ネットの2チャンネルでこのヘッドフォンアンプの回路構成が非常に単純であるということが話題になっていました。
NJM4556ADというオーディオ用IC1個だけで構成されていて、しかもそのICは秋葉原で1個50円程度で売られているものです。
周辺回路の部品にはかなりいいものが使われているようですが、それでも音質がいいのわるいのと議論がされていました。
一流メーカーが作っているものならそれなりの音はするのだろうと思い、作ってみることにしました。
回路図もネットにありました。
RA1 headphone amplifier,made by GRADO, has simple structure.
The heart of it is an IC(Integrated Cirquit) named NJM4556AD and its cost is only \50.
I've got a copy of circuit diagram.
RA-1

部品は一番高かったのが本体ケースとコンデンサーでしたが、全部で\3000円くらいで揃ったと思います。
回路が簡単なのですぐに組み立てられました。中央にある4556ADと書いてある部品がICです。
It was easy to make a copy of RA1 because its structure is simple.
Total cost is about \3,000.
DSCN4761

ケースに組み込んで音を出してみると一応それなりの音が出てきます。
電池動作でコンパクトなのでいままで結構重宝していました。
The sound is not bad.
Battery powered amp is small and useful.
DSCN4764

ところが最近MUSES8820という新しいICが非常に音が良く、しかもNJM4556ADと差し替えるだけで使えることがわかりました。
さっそく秋葉原でこのICを買ってきて差し替えることにしました。
↓左側が従来のNJM4556ADで右側がMUSES8820です。
Recentry, I've got new information that new IC named muses8820 is pin compatible with NJM4556 and its sound is better.
MUSE8820

結果は大正解で、いままでの音が悪かったわけではないのですが、それよりもかなり良くなりました。
昔はラジオやステレオを作るには真空管やトランジスタをはじめ多くの部品を使って電子回路を作る必要がありましたが、
今回使用したICはステレオアンプに必要な回路をすべて含んでおり、
入力の音量調整と電源回路等を付けるだけでステレオアンプとして動作します。
↓ICを差し替えた後の基板です。たったこれだけの部品でステレオアンプになっています。
I changed IC and its sound is far better than before.
When I was young, amprefier needs a lot of parts like tubes,transistors,capacitors,resistors and so on.
Today these parts are condensed to only one IC.
DSCN4825