ハーリング ハーリング





ヨーロッパでは一般に魚を刺身で食べるという習慣がないのですが、オランダのニシンは例外です。
オランダではニシンをハーリングと呼び塩漬けにしたものを生で食べるのが名物になっています。
逆に刺身を食べる日本ではニシンは干物や漬物になっていて、新鮮な生ニシンはあまり見かけません。
角上魚類でその貴重な生ニシンを入手できましたので、オランダ流にハーリングを作ることにしました。


1本250円だったので4本買って、その日は刺身、残りは塩漬けにしてハーリングを作ります。
頭から出血していて鮮度が悪いようにみえますが、このニシンの鮮度は抜群です。
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4本のうち3本にカズノコが入っていました。これがニシンを買うときの役得です。
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カズノコは醤油と味醂を合わせたタレに漬け込みます。1週間後から食べられます。
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1週間後のカズノコと白子です。酒のつまみに最高です。
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新鮮なニシンを買った当日は刺身で食べます。
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残りは塩漬けにして熟成させます。
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ハーリングができました。
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こちらは熟成させたもので、付け合せはタケノコやフキなど旬の野菜の煮物です。
山椒,パセリ,タカノツメ,タイムは庭でできたもので、酒も自家製柚子ビールです。
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本場オランダのハーリングも載せておきます。
ロッテルダムのマーケットホール内のバーのハーリングです。
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アムルテルダムのレストラン、ハーシェクラウスのハーリングです。
塩漬ニシン