かれこれ20年以上FR21に乗っており気に入ってはいるのですが、サイドウインドウに曇りとヒビが出てきました。 FR21のフロントグラスはガラスなのですが、サイドグラスはアクリル製なので経年劣化が出てきてしまったのです。 サイドウィンドウもガラスにしたいとマリーナ関係者に相談するとカーブしているのでガラスはムリとのことでした。 カットが難しくアクリルで作成すると12万円くらいで、ポリカーボネートだと25万円くらいにはなるだろうとの話でした。 アクリルだとまた曇るし、高級ボートはガラスの窓になっているのでなんとか別の方法はないかと必死で考えました。 カーブしているといっても5mm以内なので、高層ビルの窓ガラスのように浮かせておけばなんとかなると思いました。 ダメモトでネットを検索すると コダマガラス がヒットしました。電話をかけると児玉社長が出て話を聞いてくれました。 曇ったアクリル窓を送ると、全く同じものを強化ガラスで作ってくれ、費用も当初の予想よりは遥に安くできたのです。 大阪からの送料込みで最初のアクリル製窓の約半分の7万5千円で左右両方の強化ガラス製の窓を作ることができました。 FR21をお持ちの方はそろそろみな窓の透明度が落ちる頃だと思います。窓を交換するなら強化ガラスをおすすめします。
曇って透明度が落ちたサイドウインドウ 上記の写真をコダマガラスに送るとすぐに児玉社長からメールが来て鋭角部分はガラスではムリかもしれないとのことでした。 そうか、これが関係者がガラスで作るのはムリだといっていた理由なのだと思いました。でもこのぐらいではあきらめません。 鋭角がムリなら切り落とすまでで、鋭角部分を切り落とすと図の下のようなイメージになるので、そのぐらいは何とかなります。 船体側の取付位置確認で、どの位置でカットすることになるのかを調べてもらうため窓をとりはずしてコダマガラスに送りました。 すぐに児玉社長から連絡があり、見本品と全く同じものを強化フロートガラスでも作成可能とのことでしたので、即依頼しました。 窓の取り付け部品。やはりゴムブッシュで浮かしてありました。カーブの問題はこれでなんとかなります。 窓ガラスは船体の外側から取り付けるので、船体の窓枠部分は黒く塗装しておきます。 窓周辺の塗装完了 コダマガラスから窓が届きました。アクリルのオリジナル窓とネジ穴の位置までぴったり合っています。 シリコンコーキング剤で接着するので、接着面が見えないように周囲をスプレー塗装します。 塗装完了、オリジナルのアクリル窓とほぼ同じものが強化ガラスでできました。 取り付け完了、窓のまわりにコーキング剤の汚れがついていますが、後できれいにします。 まだ仕上げ前ですが遠くからみると汚れも目立ちません